アアルト仙台の家は仙台の降雪量と冬の寒さを考えて設計された家。

仙台の家

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 建主のMさんが望んだのは、その土地の気候に添いながら折々の四季が十分に感じ取れる家だった。でも北の仙台での設計は初めてだ。降雪の量はあまり多くなくても、冬の寒さはかなりなものと予想がつく。

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 その構成の基本を、南と東に道路に接する角敷地のありようから東側に入口を取り、かつての家の造りによく見られた南の縁側を手動線にする構成にし、それぞれの居室を緑の奥に置いた。
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家族の行き来、それに乱されることのない室や居場所の落ち着き、庭と内とのクッション、南の緑はそうした日々の生活の場の組み立てに良いはたらきを持つ。

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土地の気候性に中では少し冒険だけれど、その南縁を季節の良い時には全開放にできる構成とし、夏場に必要な網戸を兼ねて目の細かい簾戸をガラス戸の外に仕組んだ。虫除けだけでなく、いくらかの風を通しながらまぶしい夏の日中の陽射しや光を簾戸がカバーする。

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益子義弘

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●建物名 仙台の家
 所在  宮城県仙台市
用途  モデルハウス
●設計  益子アトリエ(担当/益子義弘)
     設計協力:香設計(帆刈大輔)
●施工  八光建設ラボット事業部
     進行監理/八光建設株式会社 仙台事務所 (溝畑康治)
     現場監督/森本正博
     大工/熊田建業
     屋根・板金/佐々木板金
     左官/北州
     建具/太斎木工所
     電気設備/吉岡電工社
     給排水設備/ウォーターワークス仙台
     造園/エヌピー東北
竣工   2007年7月
構造規模 木造2階建
●面積
敷地面積 224.99㎡
建築面積 111.49㎡
延床面積 134.48㎡ (1階/88.65㎡ 2階/45.83㎡)
建蔽率  50% (49%)
容積率  60% (59%)
地域地区 第一種住居専用地域、第一種高度地区
●主な外部仕上げ
屋根   ガルバリウム鋼板
外壁   モルタル地下ジョリパット吹付け
建具   木製、アルミサッシ
●主な内部仕上げ
天井   玄関・緑・居間・食堂/PBの上ジョリパット吹付け 和室/タモ合成目透かし張り
壁    玄関・緑・居間・食堂/PBの上ジョリパット吹付け 和室/京ジュラク塗り
床    玄関/タイル 縁/クリ縁甲板 居間・食堂/カバ縁甲板 和室/タタミ
●設備
冷暖房  ヒートポンプ式エアコン、温水パネルヒーティング
給湯   ガス給湯器
●主な設備機器
台所   造付け、カウンター:コーリアン
洗面所、浴室、便所 TOTO
照明器具 ヤマギワ、遠藤照明、マックスレイ
家具   ダイニングテーブルデザイン:益子アトリエ